[2023]国際観光客到着人数(世界各国)のデータ一覧とグラフ(年間)

国際観光客到着人数とは、各国を訪れる外国からの観光客の総数を意味します。これは、観光業の盛衰や経済の健全性を測る重要な指標として用いられています。世界各国が観光地として人気を集め、異文化交流や経済的な恩恵を享受する一方で、自然環境や文化的遺産に対する影響も考慮される必要があります。観光客到着人数の増減は、世界情勢や交通インフラの変化、観光施設の充実度などさまざまな要因によって影響されます。

データ総合

グラフ

プレビューでG7を選択すると各国のデータが1995年から2020年まで全データを散布図で表示できます。G7の中で現在、国際観光客到着人数が最大となっているのはフランスの1.18億人です。最も古い1996年では1.49億人となっていました。逆に、最小となっているのは日本の412万人です。最も古い1995年では335万人となっていました。一方、G7で全体の平均を計算すると、1995年では3650万人でしたが、2020年では3810万人となっています。(数値はすべて有効数字3桁)

プレビューでG7を選択すると各国のデータが1995年から2020年まで全データを散布図で表示できます。

同様に、G20を選択すると各国のデータが1995年から2020年まで全データを散布図で表しています。G20で現在2020年の国際観光客到着人数は最大となるのはフランスの1.18億人です。フランスは1996年のデータは-46.2でした。最小となるのはオーストラリアの183万人です。オーストラリアは1995年のデータは-80.6でした。同様に、G20全体で1995年の平均は2200万人であり、現在は2460万人となっています。

同様に、G20を選択すると各国のデータが1995年から2020年まで全データを散布図で表しています。

次に、世界各国を選択すると各国のデータを各年ごとに棒グラフで表示できます。見やすくするため、それぞれの年で値が高い順に7ヵ国の国だけを表示しており、グラフ化している期間も限定しています。記録がある国だけで平均値などを計算すると、例えば2020年はデータの数は109となります。そうして、各国の国際観光客到着人数を平均すると1995年は564万人です。現在は一国当りの平均が540万人となっています。同様に中央値を計算すると1995年は73.2万人、現在は109万人になっています。

次に、世界各国を選択すると各国のデータを各年ごとに棒グラフで表示できます。

最後に、地域を選択するとそれぞれ各年のデータを棒グラフで表しています。上と同様、見やすくするため表示数を制限しています。地域で現在国際観光客到着人数が最大であるのはヨーロッパと中央アジアの12億人です。1995年では6.11億人となっていました。現在、次に大きいデータは東アジアと太平洋地域の4.91億人となっています。そこでの古いデータとして1995年では1.13億人でした。

最後に、地域を選択するとそれぞれ各年のデータを棒グラフで表しています。

これまでの傾向

傾向: 成長: 国際観光客の到着人数は長期的に増加しており、新たな旅行者市場の開拓によって促進されています。 航空旅行の普及: 航空旅行の利便性向上と低コスト航空会社の増加により、遠隔地への到着が増えました。 デジタル化: インターネット予約と情報共有が容易になり、旅行プランの立案や予約が効率化されました。 問題点: 過度な観光: 一部の観光地で過度な観光が問題となり、環境への負荷、過度な開発、地元文化の浸食が懸念されます。 不均衡性: 観光収入は一部の地域に集中し、他の地域が経済的な利益を受けにくい不均衡が存在します。 危機対応: 自然災害や健康危機に対するリスク管理が不十分で、危機時の対応が課題となります。 今後は持続可能な観光、リスク管理の強化、観光収入の公平な分配が重要な焦点となるでしょう。

これからの予想

成長: 世界的な中産階級の増加と、航空旅行の利便性向上により、国際観光客の到着人数は今後も持続的に増加するでしょう。 新たな市場の開拓: 新興国や途上国からの観光客が増加し、旅行市場が多様化します。これにより、新たな市場が開拓される可能性が高まります。 デジタル技術の影響: インターネットとスマートフォンの普及が予約や情報共有を容易にし、観光業界の成長を支えます。 持続可能な観光: 環境への配慮が高まり、エコツーリズムや持続可能な旅行が注目を浴び、需要が増えるでしょう。 しかし、過度な観光や環境負荷、文化への影響などの問題も浮上する可能性があり、持続可能性と地域間の収益分配に焦点を当てる必要があります。

データ参照元

世界銀行から面積のデータをCSV, XML, EXCEL形式から選択してダウンロードすることがでます[1]。本記事はこのデータを使ってグラフを描画しています。ライセンスはCC BY 4.0で明記されています。世界銀行のデータは下記のようにUNWTOのデータなどを引用しています。

World Tourism Organization, Yearbook of Tourism Statistics, Compendium of Tourism Statistics and data files.[1][1]

観光は直接測定可能な活動として正式に認められており、より正確な分析とより効果的な政策が可能になります。以前は、この部門は関連する測定分野(国際収支統計など)からの近似値に主に依存していましたが、今日の観光業界は、その生産活動と、それを推進する消費者(訪問者)の活動を追跡するためのさまざまな手段を備えています。 。観光開発に開放し投資する国が増えており、観光は輸出収入、雇用と企業の創出、インフラ開発を通じて社会経済発展の主要な原動力となっている。国際的に取引されるサービスとして、インバウンド観光は世界の主要な貿易カテゴリーの 1 つとなっています。多くの発展途上国にとって、それは主要な外貨収入源の一つであり、輸出の主要な構成要素となっており、切望されている雇用と開発の機会を生み出しています。

統計局

各国の統計局には面積の公式値が公表されている場合がほとんどです。例として、G7の統計局の労働人口に関するデータのアクセス先を下記に列挙します。

引用

[1] The World Bank – International tourism, number of arrivals

ライセンス

CC BY 4.0

まとめ(最新データ)

国際観光客到着人数(2020)

世界:24.1億人, 高所得国(HICs):15.3億人, OECD加盟国:13.7億人, ヨーロッパと中央アジア:12億人, EU:9.69億人, 低・中所得国(L&MICs):8.15億人, 中所得国(MICs):7.91億人, ユーロ圏:6.56億人, 高中所得国(UMICs):5.74億人, 東アジアと太平洋地域:4.91億人, 中央ヨーロッパおよびバルト諸国:3.15億人, 低中所得国(LMICs):2.08億人, ラテンアメリカとカリブ海:2.02億人, 北米:1.99億人, 中東および北アフリカ:1.53億人, アラブ世界:1.43億人, フランス:1.18億人, ポーランド:8860万人, Small states:7910万人, サハラ以南のアフリカ:5610万人, Other small states:5200万人, メキシコ:5120万人, アメリカ:4510万人, 開発途上国(LDC):4020万人, タイ:4000万人, アフリカ南東部:3990万人, イタリア:3850万人, チェコ:3730万人, スペイン:3650万人, 紛争地域:3330万人, カナダ:3250万人, ハンガリー:3170万人, 中国:3050万人, 南アジア:2720万人, クロアチア:2170万人, サウジアラビア:2030万人, カリブ海の小国:1990万人, インド:1800万人, 低所得国(LICs):1750万人, トルコ:1600万人, デンマーク:1560万人, スロバキア:1530万人, オーストリア:1510万人, アフリカ中西部:1320万人, エジプト:1310万人, ドイツ:1250万人, スイス:1190万人, イギリス:1120万人, アイルランド:1100万人, キルギス:851万人, アラブ首長国連邦:809万人, ギリシャ:741万人, アルゼンチン:740万人, オランダ:727万人, ウズベキスタン:675万人, ロシア:636万人, ブラジル:636万人, マカオ:590万人, チリ:544万人, ナイジェリア:527万人, アンドラ:521万人, ルーマニア:503万人, ブルガリア:498万人, イスラエル:491万人, マレーシア:434万人, ポルトガル:421万人, キプロス:412万人, 日本:412万人, インドネシア:406万人, 南アフリカ:389万人, プエルトリコ:389万人, ベトナム:384万人, ベラルーシ:360万人, 香港:357万人, ウルグアイ:348万人, ウクライナ:339万人, ラトビア:321万人, モロッコ:281万人, ドミニカ共和国:275万人, シンガポール:275万人, アルバニア:266万人, ベルギー:259万人, 韓国:252万人, シリア:243万人, リトアニア:229万人, クウェート:217万人, エクアドル:211万人, ケニア:205万人, カザフスタン:204万人, モザンビーク:204万人, チュニジア:202万人, スウェーデン:196万人, アルバ:196万人, レバノン:194万人, バーレーン:191万人, サンマリノ:191万人, ボツワナ:183万人, オーストラリア:183万人, バハマ:180万人, 太平洋諸島の小国:176万人, エストニア:170万人, ルワンダ:164万人, イラン:155万人, タンザニア:153万人, ジョージア:152万人, フィリピン:149万人, ノルウェー:140万人, コロンビア:140万人, セネガル:138万人, ジャマイカ:133万人, カンボジア:131万人, キュラソー:130万人, ヨルダン:124万人, スロベニア:122万人, コスタリカ:115万人, レソト:115万人, ペルー:112万人, キューバ:109万人, パラグアイ:108万人, ブルネイ:108万人, タジキスタン:104万人, カメルーン:103万人, ニュージーランド:99.6万人, バルバドス:96.6万人, パキスタン:96.6万人, ハイチ:93.8万人, ミャンマー:90.3万人, ガーナ:89.7万人, フィンランド:89.6万人, イラク:89.2万人, ラオス:88.7万人, マラウイ:87.1万人, オマーン:86.9万人, スーダン:83.6万人, アゼルバイジャン:79.6万人, リビア:76万人, マルタ:71.8万人, エルサルバドル:70.7万人, ホンジュラス:66.9万人, コートジボワール:66.8万人, ケイマン諸島:66万人, パナマ:64.7万人, ジンバブエ:63.9万人, グアテマラ:59.4万人, アルジェリア:59.1万人, カタール:58.2万人, モルディブ:55.5万人, スリランカ:54万人, ガボン:52.6万人, ルクセンブルグ:52.5万人, エチオピア:51.8万人, ザンビア:50.2万人, アイスランド:48.8万人, ベリーズ:48.7万人, 北マリアナ諸島:48.7万人, トーゴ:48.2万人, ニカラグア:47.4万人, ウガンダ:47.3万人, セルビア:44.6万人, セントルシア:43.3万人, ベネズエラ:42.9万人, イエメン:39.8万人, セントビンセント・グレナディーン:39.2万人, アンティグアバーブーダ:38.5万人, トルクメニスタン:38万人, アルメニア:37.5万人, タークス・カイコス諸島:37.1万人, コンゴ民主共和国:35.1万人, モンテネグロ:35.1万人, エスワティニ:34.6万人, ベナン:33.7万人, グアム:32.8万人, ボリビア:32.4万人, バングラデシュ:32.3万人, モーリシャス:31.6万人, セントクリストファー・ネイビス:30.2万人, ブルンジ:29.9万人, スリナム:27.9万人, ガンビア:24.6万人, ネパール:23万人, アンゴラ:21.8万人, グレナダ:21.7万人, マリ:21.7万人, ボスニア・ヘルツェゴビナ:19.7万人, ナミビア:18.8万人, カーボベルデ:18万人, フィジー:16.8万人, モナコ:15.9万人, コンゴ:15.8万人, エリトリア:14.2万人, トリニダード・トバゴ:14.1万人, ドミニカ国:14万人, セーシェル:12.5万人, 北マケドニア:11.8万人, ギニア:9.9万人, トンガ:9.4万人, ヨルダン西岸地区とガザ地区:9.3万人, フランス領ポリネシア:8.95万人, マダガスカル:8.71万人, 中央アフリカ共和国:8.7万人, ガイアナ:8.65万人, ニジェール:8.5万人, 英領バージン諸島:8.3万人, バヌアツ:8.25万人, 東ティモール:7.49万人, シエラレオネ:7.1万人, ブルキナファソ:6.7万人, モンゴル:6.7万人, ジブチ:6.3万人, リヒテンシュタイン:5.85万人, ギニアビサウ:5.25万人, バミューダ:5.15万人, パプアニューギニア:3.9万人, サントメ・プリンシペ:3.35万人, ニューカレドニア:3.1万人, モーリタニア:3万人, ブータン:2.98万人, モルドバ:2.9万人, サモア:2.39万人, パラオ:1.84万人, ミクロネシア:1.8万人, キリバス:1.2万人, チャド:1.04万人, コモロ:7000人, マーシャル諸島:6100人, ソロモン諸島:4410人, ツバル:3600人, アメリカ領サモア:900人

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